不安障害

不安障害について

不安障害について

不安は誰もが感じる基本的な感情なのですが、この不安を中心とした症状がとてもひどくなったものが不安障害です。日常生活や仕事ができないほどの不安、不眠、イライラ、ゆとりのなさ、動悸、息苦しさ、全身の痛み、胸苦感、腹痛、下痢などの症状です。

このように表現すると、不安が強いことは病気なのかという疑問につながってしまいます。もちろんそのようなことはありませんが「問題のある不安状態」と「問題のない不安状態」の区別が大変難しい。現在、精神科の診断基準に使われているICDやDSMなどをみると実にクリアカットに記載されています。診断基準に合致する症状が一定の数がそろえば、「はい、病気ですね」という感じ。
本当か?なんか微妙…

同じような違和感はうつ状態の診断でも感じることなのですが、一定の診断基準を満たせば即「うつ病」となります。

なぜこのようなことになったのかということに関しては、長い説明が必要になってしますのですが、実際の臨床場面では私自身はできるだけこのような診断基準は参考程度に用いるようにしています。実際にその人が困っている状況が長い治療を要するものなのか、一時的な休養で改善するものなのか、今現れているような症状が実は本人も気づいていない別の心配に由来するものなのか、…などはじっくりと話を聞いて、経過を追ってみないと実際にはわからないことも多いからです。

しかしお話の内容から、ひとまず何らかの処置が必要であると判断される場合は、ご本人さまの苦しさを緩和するような方法を考えます。長期的な治療が必要と考えられる場合、治療の方針は面接を重ねていく中で患者さまと相談しながら決定していきます。

不安障害の下位分類にかんしては次のようにかなり細分化されています。

恐怖症・全般性不安障害・パニック障害・外傷後ストレス障害・強迫性障害・物質誘発性不安障害

このなかでも、特に不安と焦燥感が急激に高まることが特徴で、そのため外来での相談が多いパニック障害に関しては別に説明いたします。

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