うつ病
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うつ病について
うつ病は何らかの原因で、脳内のさまざまな神経伝達物質が不足することで起こってくる病気であると考えられています。
精神的な面と身体的な面でさまざまな症状が現れることが知られています。
よく見られる症状をあげてみましょう。
精神的症状
- わけも無く悲しい気分
- 理由のはっきりしない不安
- 焦燥感
- 気力、意欲の低下
- 物事への興味、関心の喪失
- 将来への悲観的な見方
- 集中力の低下
- 物忘れ
身体的症状
- 全身の倦怠感
- 朝の気分が非常に悪く、夕方から夜にかけてややよくなる
- 動悸、胸苦しさ、のどの違和感、口の渇き、平衡感覚の異常感、手足のしびれ
- 夜間に何度も眼が覚める、朝早く眼が覚めて寝られなくなる
- 食欲の減退、あるいは亢進
- 原因のはっきりしないからだの痛み
このような症状がよくみられる訴えですが、すべての症状が常にみられるわけではありません。
身体的な症状が強く見られるのに精神的な症状はほとんどみられないというようなこともあり、そのような場合は最初、内科的な疾患を疑われることもあります。
うつ病は何らかの原因で、脳内のさまざまな神経伝達物質が不足することでおきると先ほど述べましたが、その原因はその人が生まれつき持っている生物学的な素因、環境要因(家族、職場)、性格、生育環境(両親との関係など)、過去のライフイベント(心的外傷)などのさまざまな要因が関係しているため、それぞれの患者さまに応じた治療の選択が必要になります。